さて、本日から福祉用具基礎講座をスタートしてみます(^^)
主に新人さん向けの簡単講座〜簡単なメンテナンスになりますので、
ベテランの方は「知ってるよ」という内容になると思います。
記念すべき第一回目は【車いす】の基本的な事をご説明していきます。
車椅子ってなんぞやあたりから行ってみましょう。
【車いすってなんぞや】
車いすは移動する能力に困難が生じた際に、それらの機能を補う目的で使用される福祉用具です。
年齢を重ねるごとに今まで当たり前にできていた動作がしにくくなってしまいますね。
また何らかの理由で動作がしにくなってしまう方もいらっしゃると思います。
動作の中で
「あるく」もその1つです。
歩くのがつらいから外に出なくなってしまう、家の中で動かない。
そうなってしまって行動範囲が狭くなってしまいます。
歩行が難しくなってしまったり、また危なくなってしまう。
そんな時に【車いす】が助けになります。
車いすは歩けない人だけが使用するものではありません。
歩くことが難しく、人の手助けが必要な方。1人で歩けるけれども危険が伴う方。
車いすを使用する事で1人で移動することができる。安全に目的地まで着くことができる。
【できるを増やせる】
そういった行動範囲を増やすことのできるアイテムです。
自身で動けるようになることで安全に動ける以外にも、
社会にでることができる・自立心が戻る、養われる・離床時間が取れる・良い姿勢になることができるなど
様々なメリットがあります。
では、どんな種類があるのでしょう。
車いすは大きく分けて2種類あります。
【自走と介助】
自走用とは

利用者が自分でこいで進めるように、後輪にハンドリムというものがついています。後輪の大きさは約20~24インチと大きめのものが多く、小さな力でも動かしやすいのが特徴です。介助用に比べるとやや大きいので、使用場所の通路幅や、車に乗せる必要性の有無などを確認しましょう。
介助用とは

主に介護者が後ろから操作するタイプの車椅子です。後輪に自走用のようなハンドリムはついていません。後輪の大きさは12~18インチと比較的小さめのものが多く、通路の狭いところなどでも小回りが利くという特徴があります。自走用の車椅子よりも軽量でコンパクトな点もメリットです。折りたたんで持ち運ぶことが多い介護者には便利です。
ご自身・ご家族様のやりたいことや、周りの環境を考えて選ぶ必要性があります。
上記2つは基本になり、例えば部屋の中を移動される目的のみで使用される場合、
自分でこいで進める→だから自走用
というだけではありません。
手は使わず足漕ぎのみで移動可能らば介助用でも問題ないかもしれません。
座面を低くすれば十分足だけでも移動できます。かつ介助用ですので全体幅はコンパクトになり、より小回が効きますのでそちらのほうがお部屋での移動はしやすくなる場合もあります。
また種類によっては
もっと小回りの効くタイプもあります。
次回は車椅子の種類をもっと見ていきましょう!
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